YouTubeで格ゲーマーささきの動画が流れてきて見てみたら、16年の謎が溶けたというお話です。
ささきは格ゲーマーあるあるで知ったYouTuberです。
普段は格ゲーマー系の動画しか見ていなくて、そもそも最近見ていなかったのですがストレッチがてらふらっと見てみた。
概要としては「人は自分を軽く見られる(メンツを潰される的な)と攻撃的になる」というお話でした。
ゲームでいうと舐めプ。
相手に舐めプされたり、手加減されたりしてむかつくのは、自分を見下されていることがカンに触るからとのこと。
確かにそうなのかもしれない。
(仲良し同士のいじるいじられとはまた別ね)
そこで思い出した出来事がありました。
11歳のときに経験して若干トラウマになり、思い出さないようにと胸の奥底にしまっていた「友達のお母さんに怒られた」という経験です。
小学生~中2にかけて私は毎日男子とケンカをしていました。
(殴り合いじゃないよ)
ケンカとはいえ普通に仲良く話すこともあったし、嫌な思い出として残ってるものは特にないんですけど、
とはいえ当時自分が言われて嫌だったこととかうざいと感じたこともあったわけで。
その男子のうちの一人に家も近くて雨の日は車で送り迎えを一緒にしてもらえるような間柄の人がいました。
その男子のお母さんが学校に迎えに来てくれたので一緒に乗せてもらった時のこと、
その時私はその男子にめっちゃからかわれてうざいと感じていて(コンプレックスをつっつかれるようなからかい)、そのことをそのお母さんに話しました。
真剣にというよりは「本当にうざいんだよ~(笑)!」的な感じで。
そしたらそのお母さんに怒られました。
全然覚えていないんですけど、何度か私はそのお母さんにその男子がうざいという話をしてしまっていたようです。
「会うたびに自分の息子のことを悪く言われると腹が立ってしまう」とのことでした。
ただ当時の私は、私からその男子にケンカふっかけてるわけでもなくて、
嫌なこと言われている側なのになんで怒られているんだ?って思って悔しくなりました。(何回も言った記憶もなかったし尚更)
悔しくて泣きそうになったけど、「言ってはいけなかったんだな」と理解して謝りました。その後も普通に関係は続いていきました。(めちゃくちゃ苦手意識が植え付けられた)
多分自分で納得しない形で謝ったので、ずっと心に苦い思い出として残っていました。
でも、ささきの動画を見てスンと落ちるものがありました。
あのお母さんは自分の子どもを悪く言われて、そのことで自分も悪く言われたような気がしたから腹がたったのかなと。
大事なものを汚されると、自分も汚された気持ちになるのかもしれない。
確かに私も、どんな理由があれ家族のことバカにされたらイラッとするだろうなと。
でもそれは家族のためを思って怒るとかではなくて、なんだか自分も否定された気持ちになるからかなと。
(私にとっては大事な人なのに!この人が大事だという気持ちを否定するな!的な?)
私は人の気持ちを考えて話すことがたまにできなくて、「デリカシーがない」と言われることも多々ありました。
どうしても自分目線でしか話せないときがあるのです。
だから「他人のために怒る」みたいな感情が今でも理解できなくて。
「他人のためって言ってるけど、結局は自分のためでしょ?」と考えてしまいます。
(自分勝手といわれることもあるかもしれないけど、自分のために行動することを全く悪いと思っていない)
だからずっとこの経験を消化できないまま大人になってしまったのですが、消化完了です。
人間は、自分を大切にしてくれない人に対して戦う姿勢に入るんですね。
これ自体は悪いことでもなんでもなくて、こういうスタンスでいないと、自分を蔑ろにする人たちの中で生活することになってしまうから大事なことだと思います。
「親しき仲にも礼儀あり」
これに尽きるんだと思います。
命とか犯罪に関わるものでもない限り、
とりあえずその人とその人が大事にしているものを否定しないことが大事なんだなと。
思うだけならまだしも、否定していることを当人にわかるかたちで表現するのは「はい、あなたと対立します」って言ってるようなものですよね。
崩したくない人間関係があるときは気をつけないとな~と思いました。
恥ずかしながらこの結論にたどり着くまでに16年もかかってしまった。
心の奥底でトゲトゲしていたものがとれてスッキリしました。
ほいじゃ