昨日の夜ポケモン育成がてらなにかアニメを見ようと思って、
途中まで見ていた銀魂を選択しました。
どこまで見たか忘れてたので大体の見当で見始めたんですけど、
それが金太郎×じいさん回で普通に泣いてしまった。
たまに感動しちゃう話まぎれてますよね、銀魂。
その後の話はうるさくて笑ってしまった。緩急ジェットコースター
さて今日は文化の日。
ということで映画を見てきました。
「そして、バトンは渡された」を鑑賞しました。
アイの歌声と悩んだんですけど、今は人間が見たい気分でした。
以下感想ネタバレ含みます。
永野芽郁(優子)×石原さとみ(ママ)×田中圭(森宮さん)というキャストが集まった作品で、
原作は瀬尾まいこさんの小説だそうです。
予備知識は予告のみだったのですが、とても良かった...。
じわーってきて、ツーと涙がたれてくる感じ。
優子と森宮さんが血の繋がっていない親子で、
しかも優子はこれまで4回も名字が変わっているという。
そんな一見すると複雑な家庭の物語が主に優子主体で描かれてます。
何が良かったって、「旅立ちの日に」ですよ。
なんだろうね。ああいう卒業ソング聞くともうウルウルしてきちゃってね、
歳かね(´・ω・`)
キャワイイ
芽郁ちゃんはこの映画のために初めてピアノを練習したそうで。
ちょっとぎこちなく弾いてる感じが逆に役と噛み合ってて素晴らしかったです。
合唱の伴奏って良いですよね。
胸アツソング多くない?COSMOSとか、心の瞳とか。
卒業式が一番好きなシーンです。
優子とママも血が繋がっていない親子で、
このママが結婚と離婚を繰り返してだいぶ周りを振り回す風来坊女なんですが、
まあその裏には病気だったという事情があったわけで。
割とありがちなパターンです。
最初はこのママの心情は理解できないし
勝手すぎるだろって思ってて
でもこの世界の人はみんなママを許す流れになっているのを感じて、
見ている途中に疑問が浮かんできました。
でも愛情と男たちの懐の深さですべてが解決されました。
ママに奪われたものもあるけど、ママから得たものもあって。
これは当事者たちにしか許せないかもしれないですね。
血の繋がりとか、過ごした年月とか、(親に責任が伴うのは当たり前ですが)
形式的なものだけじゃないなあ人間関係っと思いました。
逆に形式的なものに囚われているから苦しくなることもあるだろうなと。
大切なもんは誰がどういおうと大切です。
父親が3人、母親が2人という一見複雑で可哀想な優子も(私も実際はじめは可哀想だと思いました)
みんなに愛されて育ってきて、それを本人がちゃんとわかって、
最後は幸せに笑っているわけです。
森宮さんと優子の関係も温かくて好きでした。
可哀想なんて他人の押しつけだなって。
可哀想って思うだけで何もしないのは実はとても無責任だなあとも。
最初優子に意地悪してた女子が、優子の家庭事情知った瞬間に態度改めるところとか、
「は?謝れや」って思っちゃったんですけど、
そういうのも本人が良いなら良いのかなって。
本人の意思を飛び越えた憶測とかおせっかいとか、改めてやめよって思いました。
見る人によっては最後まで受け付けない設定だろうし、
素直に感動ストーリとはうたえないかなという内容なんですが、
自分的にはじんわりくるものがありました。
出てくる人物がみんな良い人ってのもあるけど、
愛情ってやっぱりほかほかします。色んな形があるね。
愛情を受けることも幸せだけど、
愛情を注げることもとても幸せだなあって思いました。
それだけで生きる理由になったって言ってたもんね、森宮さん。
あとね作中にでてくる家庭料理がとても美味しそう。
一人暮らししてると食事に重きを置かなくなってしまって、
スマホ見ながらとかお行儀悪い姿勢で食べたりとかしてて
ちょっと見直すきっかけになりました。
そして誰かと一緒に食事できるのっていいなあって思いました。
ロールキャベツ食べたくなった。
総じて永野芽郁ちゃんがとても可愛かったです。
原作も読みたくなったし、
瀬尾まいこさんの別作品にも興味がわきました。
ほいじゃ